スポーツバーで考慮すべき点

スポーツバーで考慮すべき点

店舗デザインの事例として、スポーツバーで考慮すべき点にはどのようなものがあるでしょうか。基本的には、大きな画面でスポーツの中継を視聴しながらグラスを傾けるというのが大きなポイントになるはずです。このことを考えれば、まず店内のどの席からもディスプレイが見やすいように配慮する必要があります。
どう考えても、その席に座ると完全に後ろを向かないとディスプレイが見えないといった店舗デザインは、適切とは言い難いことは分かるはずです。
一方で、そのお店にやってくるお客さんは、ただスポーツ中継を視聴してお酒を飲めればそれで十分と思っていることは普通はありません。映画館のような座席配置にすれば、画面を見るということに関しては100点満点かもしれませんが、それではスポーツバーの魅力が最大化されるとは言い難いわけです。
一緒にやってきた仲間とか、その場にいる他のお客さんとも一緒になって盛り上がれるような店舗デザインにすることが求められます。

スナックの事例にみる店舗デザインの良しあし

スナックは夜のお店なので、あまり外観が分からず場所も盛り場のイメージが強いので、客層が酔っ払っているからあまり店舗デザインには気を使わないだろうと考えているのは間違いです。お酒を飲んで少々酔っぱらっていてもその店の雰囲気や立地などは案外覚えているもので、店舗デザインを翌日に思い出すという事もしばしばあります。
ある事例によれば誰かと飲んだスナックにまた行ってみたいと思っても、日中に同じ場所を通り過ぎても気が付かないのに、夜になると飲んでもいないのに店舗デザインだけをみて、先日一緒に飲んだ相手を思い出すことがあってフラット一人で入るという事もあるのです。
夜間の盛り場が必要以上に店舗デザインに気を使って派手な看板やネオンを使っているのはこのような事例があるためで、お店にとっては集客を見込める大きな営業手段なので、決しておろそかにできないアイテムとなっています。客に覚えてもらうという事が成功のカギでもあるのです。